7でもコスモでもない。  【北本店】

      2013/12/09

皆様こんにちは。北本店の津島です。
前回、コスモのお話をしましたが
大型クーペってマツダさんはコスモのみって思われる方もいますが
いえいえ、当時はもう一台ありました。
もちろんRX-7じゃないですよ

その名は        【マツダ MX-6】

当時のマツダさんは、好景気の影響でとても勢いがあり
販売店を5チャンネル用意すると言う様に、一気にトヨタ・日産さんと
肩を並べる様に見えた程の販売網を用意!
一部店舗では、軽自動車ばかりなのに外車(ランチア)とかまで売ってしまう 
とんでもない勢い。
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アンフィニ店のスポーツカー「RX-7」
ユーノス店の最高級車「コスモ」
オートザムの異端児「AZ-1」
そして、マツダ店のスペシャリティカー「MX-6」
この車、V型6気筒 2500ccの3ナンバーワイドボディの優雅なスタイル。
しかし、特徴はなんと言っても・・・・・ 

存在感が薄い!!

さして、旧車の域にも達していないのにも関わらず
殆ど、カー雑誌でも取りあげられず、「あれなんだっけ?」
というありさまです。
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結構、スポーティなコックピット(5速マニュアルもある!!)

しかし!、FF車(前輪駆動)
別に、FFが駄目ではないと思うのですが、日本では3ナンバーのクーペは
FRでハイパワーでないと駄目だったようです。
 
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室内空間が確保できる、ロングホイールベースも
「間延びして見える」と不評のようでした。

またフォード・プローブ等のとの兄弟車であるがために
グリルレスのアメリカ車ちっくなスタイル自体が受け入れられない
要因であったようです(すごくカッコいいと思いますが)

曲面を利用した、デザインは今見ても古さを感じさせず、元がギンギンに
飛ばすスポーツカーではないため、ゆったり乗れる一台です。

しかし、バブル崩壊と共に、マツダさんの勢いはストップし
たくさんの販売店、覚え切れない名前だけの車たちも消滅。

実質、このMX-6も忘れられた原因の一つは名前
「MX-6(エムエックスシックス)」エックスの発音が二回も続くので
日本人には発音がし辛かった・・・・・・ 

色々ありましたが、それでもスタイルだけでも価値は十分あり
飛ばし屋ではない車ですので、ゆっくりした気分で流せる貴重な存在 
是非とも一度、見てみてくださいね!

 

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